みんな大好き高金利通貨の南アフリカランドのスワップ金利投資の運用実績とその始め方をお伝えいたします。
スワップ金利とは
スワップ金利とは、本当のところは色々と難しい定義がありますが、簡単なイメージとしては、FX会社を経由してドル/円や豪ドル/円などの通貨ペア購入し、その通貨ペアを保有することで毎日ちょっとずつ金利をもらうという感じです。
スワップ金利の額については、通貨ペアによっても異なりますし、同じ通貨ペアでもFX会社によっても異なることになります。
そんなスワップ金利投資の中でも、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソなどの新興国通貨については、スワップ金利はかなり高く設定されて、いわゆる「高金利通貨」としてかなり人気があります。
なぜスワップ金利で稼ぐのか
様々なFXの取引がある中で、なぜスワップ金利で稼ぐのかということについては、一度取引をすれば、その通貨ペアを保有している限りは、後はほったらかしでスワップ金利を得ることができ、片手間どころか放置でも運用することができるからです。
私は南アフリカランドのスワップ金利投資をすでに6年以上も運用していますが、基本的には月末にどれくらいのスワップ金利収入があったかを確認するのみで、後はほとんどFX口座を開くことはありません(通貨の暴落があった際はロスカット回避のため追加入金することもあります)。
このようにスワップ金利は時間をとられることなく運用ができるので、私のような時間のないサラリーマンの方にはとてもオススメの投資だと思います。
ただ、簡単なようで奥が深いのもスワップ金利投資だと思っています。
簡単過ぎて利益を求め過ぎてしてしまい、最終的には損をしてしまう人も大勢いるので、スワップ金利投資を行う際には注意が必要です。
そのあたりの詳細は以下で説明をしていきます。
スワップ金利で稼ぐことはできるのか
私は、南アフリカランドを運用し始めて6年以上になりますが、100万円の投資資金で始めて、2020年1月時点で140万円以上のスワップ金利を獲得しています。
ただ、スワップ金利投資をするうえで絶対に注意していただきたいことがあります。
それは、「欲張り過ぎない」ことです。
スワップ金利はほったらかしで収入を得ることができるため、いざ運用を始めてみると、ビックリするくらい簡単に収入を得ることができます。
そうすると、人間という生き物はどうしても欲が出てしまって、追加で取引をして1日あたりのスワップ金利を増やそうとしてしまいます。
それでも一定の期間は問題なくスワップ金利をもらい続けることは可能なのですが、必ずどこかで通貨の暴落が起こります。
このときに強制ロスカットになってしまったら、それまでのスワップ金利がすべて台無しになってしまう可能性があるので、強制ロスカットにならないように運用する必要があります。
これは、強制ロスカットになった人にしかわからないところもあるのですが、スワップ金利投資をやる場合は、「絶対に欲張らないこと」が重要になります。
最初はレバレッジ2~3倍程度で運用をしていたとしても、通貨の価格の動きが少ないと、「きっと大丈夫だろう」と考えてしまって、追加で通貨を購入してしまいます。
そして、通貨価格が暴落して強制ロスカットになったときに始めて、「欲張らなきゃよかった」と後悔することになります。
私自身は、スワップ金利投資を運用する際は、今ではできるだけレバレッジ3倍以下で運用するようにし、危険を察知したら追加入金できるお金を準備するようにしています。
何度も繰り返しになりますが、「欲張らなければ」スワップ金利投資ではしっかりと利益を確保することができると思います。
なぜ「南アフリカランド」のスワップ金利なのか
スワップ金利で収入を得ていくためには、スワップ金利の高い国の通貨ペアを選んだほうが、費用対効果が高くなります。
このため、スワップ金利が高く設定されているいわゆる「新興国通貨」が候補となってきてます。
そして、その中でも、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソ、ブラジルレアルあたりが候補になってきます。
まず、ブラジルレアルについては、取引できるFX会社もまだまだ少ないということもあって、候補からはずしたほうがよいと思います。
次に、トルコリラについては、スワップ金利の魅力で言うと、以前はトルコリラが一番魅力的な感じでした。
ただ、最近はトルコリラのスワップ金利が当時よりも下がってきていること、トルコリラについては、通貨価格の変動が大きすぎるため、避けておいたほうが無難だと思います。
残りは南アフリカランドとメキシコペソになりますが、正直、どちらでもよいと思っています。
私自身は、南アフリカのほうが今後の経済発展が見込めるのではないかと思っており、スワップ収入を得ながら、通貨価値が上がることを期待して、南アフリカランドのスワップ金利を選んでいるところがあります。
ただ、メキシコペソについても、同じような期待が持てるようにも思えるので、このあたりは個人の好みかなと思っています。
⇒メキシコペソについてもスワップ金利投資を始めました。
メキシコペソのスワップ金利投資で複利運用(2021年4月末報告・運用終了)
ちなみに、南アフリカランドとメキシコペソの過去10年間の価格の推移は次のとおりとなっており、今後、価格が上昇していく場面があるのではと個人的には思っています。
(ただ、こればっかりはトルコリラの例もありわからないところがあります。)
<南アフリカランドの過去10年の推移>
<メキシコペソの過去10年の推移>
過去と比較すると、今の価格はやや低い水準にあるため、うまくいけば、スワップ金利だけでなく、価格上昇によるキャピタルゲインも得ることができるかもしれません。
南アフリカランドスワップ金利投資の運用実績
それでは、私自身のスワップ金利投資の運用状況をお伝えしたいと思います。
私が南アフリカランドのスワップ金利投資を始めたのは2014年6月からで、100万円を入金して、南アフリカランド/円を50万通貨ほど「買」で購入しました。
その後、2018年8月に、スワップ金利が貯まってきたところで20万通貨を追加購入し、2020年からは月末ごとに1万通貨ずつ購入することしています。
これまでの運用実績
年 | 通貨量 | スワップ | 備考 |
2014年 | 500,000通貨 | 138,700 | 6月より運用開始 |
2015年 | 500,000通貨 | 252,650 | - |
2016年 | 500,000通貨 | 226,850 | - |
2017年 | 500,000通貨 | 244,000 | - |
2018年 | 700,000通貨 | 270,410 | 8月に20万通貨追加購入 |
2019年 | 700,000通貨 | 280,210 | - |
2020年 | 750,000通貨 | 163,047 | たまに1万通貨追加購入 |
2021年 | 900,000通貨 | 208,714 | たまに適当に追加購入 |
合計 | - | 1,784,581 | - |
2021年の運用実績
月 | 通貨量 | スワップ |
2021年1月 | 750,000通貨 | 16,500 |
2021年2月 | 750,000通貨 | 14,100 |
2021年3月 | 780,000通貨 | 15,396 |
2021年4月 | 780,000通貨 | 15,444 |
2021年5月 | 780,000通貨 | 14,508 |
2021年6月 | 780,000通貨 | 16,614 |
2021年7月 | 880,000通貨 | 15,302 |
2021年8月 | 880,000通貨 | 20,592 |
2021年9月 | 880,000通貨 | 23,408 |
2021年10月 | 900,000通貨 | 18,688 |
2021年11月 | 900,000通貨 | 16,020 |
2021年12月 | 900,000通貨 | 22,142 |
合計 | - | 208,714 |
2020年の運用実績
月 | 通貨量 | 損益 |
2020年1月 | 700,000通貨 | 19,610 |
2020年2月 | 710,000通貨 | 19,038 |
2020年3月 | 720,000通貨 | 18,438 |
2020年4月 | 730,000通貨 | 5,329 |
2020年5月 | 740,000通貨 | 7,474 |
2020年6月 | 740,000通貨 | 10,212 |
2020年7月 | 740,000通貨 | 14,092 |
2020年8月 | 750,000通貨 | 11,325 |
2020年9月 | 750,000通貨 | 15,454 |
2020年10月 | 750,000通貨 | 13,275 |
2020年11月 | 750,000通貨 | 12,225 |
2020年12月 | 750,000通貨 | 16,575 |
合計 | - | 163,047 |
2019年の運用実績
月 | 通貨量 | 利益 |
2019年1月 | 700,000通貨 | 22,540 |
2019年2月 | 700,000通貨 | 19,670 |
2019年3月 | 700,000通貨 | 20,930 |
2019年4月 | 700,000通貨 | 27,020 |
2019年5月 | 700,000通貨 | 22,610 |
2019年6月 | 700,000通貨 | 23,310 |
2019年7月 | 700,000通貨 | 27,720 |
2019年8月 | 700,000通貨 | 23,240 |
2019年9月 | 700,000通貨 | 22,330 |
2019年10月 | 700,000通貨 | 26,180 |
2019年11月 | 700,000通貨 | 20,370 |
2019年12月 | 700,000通貨 | 24,290 |
合計 | - | 280,210 |
2018年の運用実績
月 | 通貨量 | 利益 |
2018年1月 | 500,000通貨 | 19,500 |
2018年2月 | 500,000通貨 | 21,850 |
2018年3月 | 500,000通貨 | 19,600 |
2018年4月 | 500,000通貨 | 20,950 |
2018年5月 | 500,000通貨 | 20,150 |
2018年6月 | 500,000通貨 | 20,000 |
2018年7月 | 500,000通貨 | 19,000 |
2018年8月 | 700,000通貨 | 28,910 |
2018年9月 | 700,000通貨 | 24,080 |
2018年10月 | 700,000通貨 | 28,910 |
2018年11月 | 700,000通貨 | 22,540 |
2018年12月 | 700,000通貨 | 24,920 |
合計 | - | 270,410 |
2017年の運用実績
月 | 通貨量 | 利益 |
2017年1月 | 500,000通貨 | 19,850 |
2017年2月 | 500,000通貨 | 18,050 |
2017年3月 | 500,000通貨 | 22,250 |
2017年4月 | 500,000通貨 | 22,150 |
2017年5月 | 500,000通貨 | 18,400 |
2017年6月 | 500,000通貨 | 19,700 |
2017年7月 | 500,000通貨 | 19,600 |
2017年8月 | 500,000通貨 | 22,000 |
2017年9月 | 500,000通貨 | 20,350 |
2017年10月 | 500,000通貨 | 23,150 |
2017年11月 | 500,000通貨 | 19,000 |
2017年12月 | 500,000通貨 | 19,500 |
合計 | - | 244,000 |
2016年の運用実績
月 | 通貨量 | 利益 |
2016年1月 | 500,000通貨 | 14,100 |
2016年2月 | 500,000通貨 | 15,450 |
2016年3月 | 500,000通貨 | 19,950 |
2016年4月 | 500,000通貨 | 22,000 |
2016年5月 | 500,000通貨 | 15,450 |
2016年6月 | 500,000通貨 | 19,400 |
2016年7月 | 500,000通貨 | 20,300 |
2016年8月 | 500,000通貨 | 22,150 |
2016年9月 | 500,000通貨 | 18,850 |
2016年10月 | 500,000通貨 | 18,850 |
2016年11月 | 500,000通貨 | 20,150 |
2016年12月 | 500,000通貨 | 20,200 |
合計 | - | 226,850 |
2015年の運用実績
月 | 通貨量 | 利益 |
2015年1月 | 500,000通貨 | 19,600 |
2015年2月 | 500,000通貨 | 19,600 |
2015年3月 | 500,000通貨 | 24,250 |
2015年4月 | 500,000通貨 | 21,400 |
2015年5月 | 500,000通貨 | 19,450 |
2015年6月 | 500,000通貨 | 22,600 |
2015年7月 | 500,000通貨 | 24,800 |
2015年8月 | 500,000通貨 | 20,500 |
2015年9月 | 500,000通貨 | 20,950 |
2015年10月 | 500,000通貨 | 20,300 |
2015年11月 | 500,000通貨 | 18,150 |
2015年12月 | 500,000通貨 | 21,050 |
合計 | - | 252,650 |
2014年の運用実績
月 | 通貨量 | 利益 |
2014年6月 | 500,000通貨 | 18,400 |
2014年7月 | 500,000通貨 | 22,150 |
2014年8月 | 500,000通貨 | 19,100 |
2014年9月 | 500,000通貨 | 19,350 |
2014年10月 | 500,000通貨 | 21,650 |
2014年11月 | 500,000通貨 | 18,500 |
2014年12月 | 500,000通貨 | 19,550 |
合計 | - | 138,700 |
南アフリカランドスワップ金利投資の始め方とオススメのFX会社
スワップ金利投資の始め方はいたってシンプルで、①FX会社の口座開設、②南アフリカランド/円の通貨ペアを「買」で購入するだけとなります。
ただ、FX会社の口座開設については、FX会社の数がたくさんあることや、FX会社ごとにちょっとした特色があるため、どのFX会社の口座を開設すべきなのかという点については、しっかりと考えたうえで決める必要があります。
まずは、「スワップ金利が高い」傾向のあるFX会社を選ぶことになります。
これは、基本的にはそのとおりなのですが、実は、その他にも大事な点があるので、そのあたりについて説明をしたいと思います。
スワップ金利を決済前に引き出せるか
まず、FXの会社の中には、毎日のスワップ金利について、
①購入した通貨を決済しないとスワップ金利を引き出せない会社
②購入した通貨を決済しなくてもスワップ金利を引き出せる会社
の2種類があります。
①の場合は、毎日スワップ金利はもちろん貯まっていきますが、決済するまではそのスワップ金利を出金して使うことはできないということになります。
一方で、②の場合は、決済しない状態でもスワップ金利を引き出して使うことができるので、それをおこずかいにしたり、他の投資に運用することができたりします。
こう見ると、②のほうがよいように見えますが、②の場合の多くは、スワップ金利を出金した時点で、その年の利益として確定してしまうため、一定の額を超えてしまうと、確定申告の際に税金を納める必要があります。
まずはこのような違いを理解しておく必要があります。
私個人としては、②のスワップ金利を引き出せる会社で、随時、スワップ金利を出金して、他の投資などに利用できたほうがよいと思っています。
取引通貨単位は1,000通貨か
続いて、取引通貨単位です。
南アフリカランド/円の取引を行う場合、FX会社によって、1,000通貨単位だったり、10,000通貨単位だったり、100,000通貨単位だったりします。
私自身は、同じ口座内で複利運用しやすいほうがよいと考えているので、1,000通貨単位で取引のできる口座にすべきだと思っています。
スワップ金利が長期的に高く維持しそうか
最後は当たり前ですが「スワップ金利が高いか」です。
ただ、ここもちょっと難しいところがあって、スワップ金利が高かったとしても、たまたまそのときがキャンペーン中で、キャンペーンが終わった後にスワップ金利の水準が一気に落ちてしまうこともあります。
このため、他の通貨ペアのスワップ金利も参考にしながら、開始時のスワップ金利だけでなく、「長期的にスワップ金利が高い」と考えられるFX会社を選択する必要があります。
結局はどこのFX会社がオススメなのか
これは個人の考え方によっても異なりますが、上記の3点の違いを踏まえると、私自身は以下のようなFX会社を選ぶことをおススメします。
それは、
①スワップ金利を引き出せる(自分で引き出すか引き出さないかを決められる)
⇒この場合、引き出した場合は確定申告の対象になり、引き出さない場合は確定申告の対象にならない。つまり確定申告の対象にするかはその年の他の損益を踏まえて決められる。
②取引通貨単位は1,000通貨でできる
③スワップ金利は長期的に高いと考えられる
というFX会社だと思います。
私自身は、現在は、YJFXを利用しておりまして、YJFXは、
・決済をしなくてもスワップ金利を引き出せる(ただし自分では選べない)
・取引通貨単位は10,000通貨
・スワップ金利はそこまで高くない
という状況になっており、オススメの口座とは合致しません。
ただ、今更、すべてポジションを決済して口座を変えることもやりたくはないので、このまま利用し続けますが、今ではもっとよいFX会社を利用していればよかったと思っています。
そして、今の状況で私が南アフリカランドスワップ金利投資を始めるとしたら、トレイダーズ証券の「LIGHT FX」で運用したいと思っています。
「LIGHT FX」は上記に記載した3つのすべてに合致するので、私としては「LIGHT FX」をオススメしたいと思っています。
ただ、どのような点を重視するかは人それぞれなので、まずはご自身の合う口座を決めていただき、口座開設を進めていただければと思います。
南アフリカランドを購入
FX会社の口座の開設ができたら、資金に応じて南アフリカランドを購入してください。
レバレッジを何倍程度にするかについては、難しいところがありますが、私自身は2倍~3倍で、安心して毎日が過ごせるくらい余裕をもった運用をオススメします。
さらに、危ないと思ったときに追加入金できるお金を準備してくとよりよいと思います。
単純計算になりますが、2020年12月時点の「LIGHT FX」では、南アフリカランド10万通貨あたり、100円のスワップ金利がもらえるため、この水準が維持されることを仮に想定すると、1年間のスワップ金利は以下のようなイメージになります。
<10万通貨を購入した場合>
1日:100円
1カ月(30日換算):3,000円
1年(365日換算):36,500円
<30万通貨を購入した場合>
1日:300円
1カ月(30日換算):9,000円
1年(365日換算):109,500円
<50万通貨を購入した場合>
1日:500円
1カ月(30日換算):15,000円
1年(365日換算):182,500円
現在はスワップ金利の水準がそれなりに高い水準にあるのでそのうち下がるとは思いますが、このようなイメージとなります。
購入ができたら、後は、毎日のスワップ金利を眺めてニヤニヤする日々となります。