私がFXを始めたのは、サラリーマンとしての給料以外に少しでも別の収入がほしいと思ったからです。
私はこれまでに、株式投資や仮想通貨、ソーシャルレンディング、クラウドソーシング、転売、会社が休みの日にアルバイトをするなど様々な副業をしてきましたが、副業としてはFXが一番最適だと思っています。
現在のようにFXで安定的に稼げるようになるまでには紆余曲折がありましたが、FXに対する考え方などがしっかりと定まってくると、あまり時間をかけることなく、リスクを押さえながら安定的かつ長期的に収入を得られるということがわかってきました。
副業を行ううえでは、この「時間をかけずに」ということも非常に重要で、時間をかけずに副業として成立するとFXは、非常にやる価値のある副業だと思っています。
FXを始める前は、「リスクが高い」とか、「ギャンブルじゃないか」という印象がありましたが、それはやり方や手法、考え方によるということがわかりました。
この記事では、「FXは副業になるのか」という視点を中心に、FXを副業とする際に気を付けるべきことや、FX取引を行ううえで皆さんが気になるであろうことなどを説明していきたいと思います。
FXは副業になるのか~たくさん失敗したからこそわかること~
先ほども記載しましたが、私がFXを始める前は「リスクが高い」や「ギャンブル」などという印象を持っていたため、FXに対してあまりよい印象は持っていませんでした。
しかし、今では副業の方法は様々なものがある中で、FXは副業として非常に最適だと思っており、「FXは副業になる」し、サラリーマンの方など、副業を行う時間が限られている方には、「FXを副業にすべき」と思っています。
その理由は、
②自動売買(EA)を活用することにより少ない時間で副業ができること
③やり方や手法により安定的かつ長期的に収入を得られること
の3つが大きい部分だと思っています。
①少ない資金から始められること
1つ目の「少ない資金から始められること」については、FXは何となくのイメージで、それなりの資金が必要という印象があると思います。
しかし、実際に私が実践しているFXの副業は、必要な運用資金が数万円から数十万円のものも多く、イメージよりもかなり少ない資金で始めることができます。
現在も、5万円から運用している口座、15万円から運用している口座、30万円から運用している口座などがあり、やり方や手法によって必要な資金が変わってきています。
もちろん、資金が100万円以上必要になるやり方や手法もありますが、まずは少ない資金から始めて、慣れてきたら大きな資金を動かすようにするとよいと思います。
また、副業としてよくイメージされる不動産投資などはかなりの額が必要になりますし、株式投資も、有名な企業の株を買おうとすると、それなりの金額が必要になったりします。
このように、FXは意外と少ない資金で始めることができるというのが副業としてオススメの1つ目の理由になります。
②自動売買(EA)を活用することにより少ない時間で副業ができること
2つ目は、「自動売買(EA)を活用することにより少ない時間で副業ができること」です。
本業を持ちつつ副業を行う際のハードルの1つとして、「時間がない」と言うことが挙げられると思います。
本業がどうしても忙しいと、副業のことを考えることができなかったり、副業を始めたとしても継続することができなかったりすると思います。
FXにも「相場をずっと監視していなければならないのではないか」と思われることもありますが、FXの取引手法によっては相場を監視する必要なく、時間をかけずに副業を行うことができます。
FXの取引には、自分の裁量で取引を行う「裁量取引」と、一度設定をすると自動的に取引が行われる「非裁量取引(自動売買(EA)による取引)」の2つに大きく分けられます。
私は、「非裁量取引(自動売買(EA)による取引)」を中心に取引を行っているので、基本的には通勤時間などにスマフォで取引結果を確認するくらいで、相場を監視するということもなく、特に時間をかけてやることはない状況になっています。
そして、週末には、念のため自動売買システムが問題なく稼働しているかとか、1週間の取引状況を確認したりする程度の時間しかかけていません。
このように一度、設定をすることにより「少ない時間で副業ができること」も、FXが副業に最適であるという2つ目の理由だと思っています。
③やり方や手法により安定的かつ長期的に収入を得られること
3つ目が「やり方や手法により安定的かつ長期的に収入を得られること」です。
私はこれまでに、株式投資や仮想通貨、ソーシャルレンディング、クラウドソーシング、転売、会社の休みの日にアルバイトをするなど、非常に幅広い副業をしてきたとお伝えしました。
例えば、FXよりも株式投資のほうが安定的に収入を得られるというイメージがあったりもしますが、実際に株式投資をやってみると、安定的に利益を上げ続けることは非常に難しいということがわかりました。
株式投資の場合は、これから株価が上昇する会社の株式を購入する必要がありますが、株式投資で勝ち続けるには、社会情勢の分析だけでなく、1つ1つの会社の分析も必要になり、そのような環境で副業としてかつ続けることはかなり難しいと感じました。
よく「業績が上がったら株価が上がる」というようなイメージがありますが、私が実際に株式投資をやっていたときは、仮に業績が上がったとしても株価が下がるということはよくあり、なんだかなぁと思うこともよくありました。
また、株式投資にも「自動売買」という手法もあるのですが、私が調べる限りでは、株式投資の自動売買で副業としてうまくいっている方はかなり少ないと感じています。
このため、株式投資を副業として行う場合は、ある程度、相場を見ることのできる時間が必要だったりします。
その他にも、仮想通貨やソーシャルレンディングについては、皆様のイメージとしても安定的なイメージはないと思いますが、実際にやってみてもはやりリスクが高いと感じました。
クラウドソーシングや転売、休日・連休(年末年始休暇等)のアルバイトについては、どうしても作業時間や労働時間が必要になり、かつ、体も心も健康でないと続けることが難しいです。
そのような中で、FXは、「月利80%」や「誰でも簡単に稼げる」、「10万円が100万円に」などという広告に心が動くうちはなかなか安定的に利益を上げることが難しいと思います。
一方で、FXの正しい情報を発信している人も少なからずいます。
そのようなFXの正しいを発信している「信頼できるに人に出会うこと」を見つけ、そのような方が発信している考え方をベースに、1年間で「10%~30%の利益を手堅く稼ぐ」という発想に転換することで、安定的かつ長期的に副業としての収入を得ることができると思っています。
私としては、このような様々な経験を踏まえて「FXは副業になる」と考えています。
FXで失敗するパターンとは~FXをギャンブルにしないために~
過去の私も含めてですが、FXで失敗する人はものすごくたくさんいます。
それは、不正確な情報に惑わされ、利益を求め過ぎてしまうことにより、大きなリスクを抱えたまま取引を行ってしまうからだと思います。
このようなことがなぜたくさん起きてしまうかと言うと、少しでも投資や副業として収入を得ようとする人をカモにして、自分だけ利益を上げるような人が一定数いることが大きな原因だと思っています。
しかし、そのような人たちは絶対にいなくなりません。
このため、先ほどもお伝えしましたが、正しい情報を発信している「信頼できる人」に出会い、そのような方の考え方を理解することが大切になります。
ここでは、これからFXを始めたいと思っていたり、これまでの考え方を改めて、新たにFXを始めたいという方に向けて、FXで失敗するパターンをいくつか紹介したいと思います。
このような失敗のパターンを知ることは、FXで安定的に収入を得ることにもつながりますので、ぜひ失敗パターンを知っていただければと思います。
①運用資金の割に大きな利益を求めてしまう
先ほどもお伝えしましたが、FXで安定的に収入を得るには、1年間で「10%~30%の利益を手堅く稼ぐ」ということが重要になると考えています。
FXでは、レバレッジをかけて取引を行うことになりますが、利益を求め過ぎてハイレバレッジで取引をしてしまうと、最終的に破綻してしまう可能性が高いです。
もちろん、ハイレバレッジ取引で一気に稼いだ人も少なからずいると思いますが、それを真似しようとしても再現性がかなり低いので、失敗する可能性が非常に高くなります。
また、FXの自動売買を行う中でも、安定的に利益が上げられるようになると、決められたルール(設定)を無視して、もっと利益を上げたいという感情を抑えきれず、ロット数(取引量)を上げたいと思うこともあります。
そのときに、決められたルール(設定)どおりに継続して取引を行えるか、我慢できずに「大きな利益」を求めてしまうかで、その後の状況が大きく変わってしまいます。
ここでは、「運用資金の割に大きな利益を求めてしまう」という状況になったら、FXで失敗する可能性が高くなることを理解していただけるとよいと思います。
②根拠のないトレードを繰り返してしまう
2点目は、「根拠のないトレードを繰り返してしまう」です。
私もFXを始めたばかりの頃はそうだったのですが、FXの取引を行う場合は、ある通貨ペアが「上がるか」「下がるか」を予想して取引を行うことになるので、何となくやっても最初はそれなりに利益が出たりします。
そうしているうちに、「FXは簡単」という印象を持ってしまい、その後も根拠もなくなんとなくで取引を続けてしまう方がいます。
このような方はほぼ間違いなく、継続的に利益を上げることはできないと思います。
例えば、優秀なサインツールを購入し、そのツールに従って購入したり、利益確定したり、損切りしたりすることができるのであればよいのですが、「なんとなく」でやっている方はFXの失敗パターンに当てはまっていると理解したほうがよいと思います。
③高額なFXの情報商材や自動売買システム・ツールを購入してしまう
3つ目は、「高額なFXの情報商材や自動売買システム・ツールを購入してしまう」です。
インターネットでFXについて調べてみると、何十万円もするFXの情報商材や自動売買システム・ツールが売られています。
私自身は、そこまで高額なものを購入したことはないのですが、高額のものほど、得られる利益が高いと宣伝されています。
しかし、それだけ利益を上げられるのであれば、そのような情報やシステムを売る必要はなく、そのやり方や手法で得られた利益をさらに投資に回せばよいだけなはずです。
なぜ、そのような情報やシステムなどを売るかというと、FXで利益を上げるよりも、情報やシステムを売った利益のほうが高いからです。
もしかしたら、高額でも本当に優良なものがあるかもしれませんが、騙される確率が高いということも事実だと思いますし、ネット上では騙されたという人もそれなりにいるので、「高額なFXの情報商材や自動売買システム・ツールを購入してしまう」ことも、FXの失敗パターンの1つであることを理解しておくとよいと思います。
FXをやったら会社をクビになる?~FXと副業禁止規定との関係を解説~
最近は社会的にも「副業解禁」の動きが盛んなってきており、サイボウズやソフトバンク、サイバーエージェントなどのIT系の企業だけでなく、丸紅や日産自動車、エイチ・アイ・エス、資生堂など様々な業界でも副業を認めるようになってきています。
それでも、まだまだ副業が認められていない会社も多いと思います。
副業をやりたいと思ったり、FXをやりたいと思っても、会社をクビになったり、懲戒処分の対象になったりするリスクがあるのであれば、FXを始めたくても始められないという状況にある人もいると思います。
ここでは、サラリーマンと公務員に分けて、FXと副業禁止規定の関係について解説をいたします。
サラリーマンはFXで副業をすると副業禁止規定に該当してしまうのか
結論から言いますと、一般的に「副業禁止」となっている会社であっても、「投資」は副業に当たらないと考えられています。
FXはもちろん「投資」になるので、FXは副業には当たらないと考えられています。
そもそも「副業禁止規定」の趣旨は、副業を行うことによって、労働者が本業に支障をきたすことを防ぐことや、企業の情報流出を防ぐことなどなので、そもそも会社としても禁止をする目的に合致しないというところもあります。
また、FXが「副業禁止規定」に該当してしまうと、貯金をして利子を得ることなども該当してしまうので、そもそも禁止すること自体が難しいと思います。
個人的には、FXに限らず、勤務時間以外の時間にやることに会社が制限を加えることは、そもそもそんな権利はないのではないかと思っています。
本業に支障をきたすことを制限したいのであれば、休日に行うサーフィンや登山などのほうがよっぽど翌日に疲れを残すと思うので、FXのほうがぜんぜん支障をきたすことはないと思っています。
公務員がFXで副業をすると副業禁止規定に該当するのか
続いて、一般のサラリーマンよりも「副業禁止」が厳しそうな公務員についてです。
もともと、公務員の副業については、国家公務員法103条と104条、地方公務員法38条に、副業に関係する規定が記載されています。
この規定は、「報酬をもらって事業に従事すること」などが禁止されていて、投資などの資産運用については特に触れられていません。
このため、公務員の方がFXをやるということについては「副業禁止規定」には該当しないことになります。
もちろん、サラリーマンであっても、公務員であっても、勤務時間中に取引をやっていたりすると、別の意味でよくないということはあるのですが、「副業」という観点では問題ないことになります。
会社的にOKでもFXをやっていること自体を知られたくない
FXの取引を行うことについて、会社的にはOKだとしても、FXをやっていること自体を知られたくないという方も多いと思います。
これは、会社の給料以外に副業などの収入があることがバレてしまう場合は、どのようなときかということになるかと思います。
FXの場合は、しっかりと確定申告を行い、確定申告書の中にある「住民税に関する事項」について、「普通徴収(自分で納付)」を選択すれば会社にバレることはありません。
(「特別徴収」を選択すると会社にバレる可能性があります。)
これは、サラリーマンや公務員の場合、給料の支払いの際に住民税が天引きされることになっていると思いますが、FXの利益に対する住民税を自分で払うのではなく、会社でまとめて払うということにしなければバレないとされています。
具体的には、確定申告書に「住民税に関する事項」という項目があるのですが、そこには、「普通徴収(自分で納付)」と「特別徴収」のどちらかを選択するようになっています。
その意味は、
・「普通徴収(自分で納付)」
⇒住民税の支払い通知が本人に送られて、本人が支払いにいく
・「特別徴収」
⇒会社がまとめて住民税を天引き
という意味になっていて、この確定申告時の手続きをしっかり行えば、FXの取引を行っていることが会社にバレる心配はありません。
ちなみに私は、5~6年前から確定申告を行っていますが、確定申告の際に「普通徴収(自分で納付)」にすることにより、FXの利益による住民税はすべて自宅宛てに通知が来ており、会社にバレたことは一度もありません。
ただ、個人的には、仮にバレてしまっても、就業規則違反ではないので、あまり気にしなくてもよいのかなとも思います。
FXを副業とする際のデメリットとは~こんな人はFXをやっちゃダメ~
ここまでは、サラリーマンや公務員でもFXをやること自体は問題ないこと、FXは副業に最適であることを説明してきました。
しかし、FXを副業としてやっていくためには、ぜひ、デメリットも知ったうえで取引を行っていただきたいと考えております。
私が考えるFXを副業として行ううえでのデメリットは、「取引状況が気になってしまうこと」です。
FXの取引が気になってしまい、仕事に集中できなかったり、プライベートも楽しめなくなったりするのであれば、FXはやるべきでないと思います。
私の経験上は、FX取引を開始したばかりの頃はどうしても少し気になってしまうのですが、1年間で「10%~30%の利益を手堅く稼ぐ」というような運用方針で取引を行っていれば、1日数回程度の確認で十分になりますし、私自身は1週間に1回しか確認していないものもたくさんあります。
一方で、「一気に稼ぐ」ことを考えている人は、それだけリスクも高くなり、どうしても「強制ロスカットになってしまうのではないか」という場面に何度も遭遇することになるので、FXが気になってしまい、色々なことに集中できなくなります。
このようにFXのデメリットは、やり方や手法によっても依存しますので、「一気に稼ぐ」という方針でFXをやるという方には、FXはオススメできないことになります。
FXの自動売買取引を行うにはどれくらい時間・準備が必要なの?!
私はFXの自動売買取引を行う際は、大きく「導入期」と「安定稼働期」があると思っています。
「導入期」には、FX口座の開設をしたり、どの自動売買システムを利用するかの調査・選択をしたり、自動売買システムの設定・設置をしたりと少し時間がかかると思っています。
これは人にもよりますが、初めてFXをやる人としては、
①FX口座の開設:手続きに2~3日(実際の作業時間は15分程度)
②自動売買システムの調査・選択:数日~1週間程度
③自動売買システムの設定・設置:30分~1時間程度
くらいかなと思っています。
「②自動売買システムの調査・選択」については、「信頼できる人」を見つけることができれば、その人が作成しているものや、紹介しているものを利用すればよいので、時間的にはかなり短縮できると思います。
また、「③自動売買システムの設定・設置」については、一度経験をしてしまえば、5分程度で終わるようになります。
「安定稼働期」については、基本的に取引状況を確認するだけになるので、取引状況が気になる人であれば、1日に数分を3回程度、そこまで気にならない人であれば、1週間に数分程度となります。
このため、FXの自動売買については、他の副業と比較してもあまり時間がかからないといえると思います。
まとめ
今回は、「FXは副業になるのか」という視点を中心に、FXの失敗パターン、副業禁止規定との関係、会社にはバレない方法、FXを副業とする場合のデメリットなどについて紹介をさせていただきました。
これからFXでの副業を考えている方や、これまでうまくいっていなかった方、時間がなく副業のことを考えることができなかった方などに参考にしていただけると嬉しいです。